これからはあらゆる業界間の壁が溶けていく時代で、軽やかにその壁を超えていく「越境者」が求められていく。その越境者に必要な能力が次々と自分の好きな事、興味の向いた事をハシゴしまくる「多動力」。…というのが本書での堀江さんの主張。
読みはじめてすぐに気づいたことは、私はそもそも「多動タイプ」の人間であったということだった。知的好奇心が旺盛であらゆる事に手を出し一時的に猛烈にハマる。が、すぐに飽きる。また目的もなく、「面白そう!やってみたい!」という衝動だけで新しいことにすぐに手を出す。
そんな自分を私は「ダメなやつ」だと思って生きてきたが、本書ではそんな自分の生き方が肯定されたようで非常に嬉しかった。
多動力を磨き、更に強める方法もふんだんに紹介されているので、その方法をもって己のやりたい事に全力投球してみよう。ほんとうの自分のパワーを解放できる予感がしていて、楽しみなのである。
堀江さん、この本を出してくれてありがとう。